第17号 千広の人財育成
研修開催のきっかけ
第19期法人全体研修として
令和2年11月26日、27日アンガーマネジメント研修を開催致しました。
ことのきっかけは、令和2年2月22日に行われました社会福祉法人きらきら様主催の「第4回きらきらセミナー|「今日から使える!アンガーマネジメント」〜怒りで後悔しない為に〜」へのお招きでした。弊社より3名の職員が参加させて頂きましたが、その内容に感銘をうけ、ご縁を頂きました『元教師の経験で伝えるコミュニケーションの達人、いなっち先生』こと稲田尚久先生へ、是非千広でも研修をお願いできないか直談判!快く引き受けて頂いたのです。
当初は6月頃の開催を予定しておりましたが、2月22日の研修終了後より「コロナ感染症拡大」の波が押し寄せました。
先生のお話を聞かせて頂きたい想いは募る一方で、コロナ禍での県境の壁は高く、なかなかお招きすることが出来ませんでした。
そして11月、感染症対策がしっかりできる環境を整え、ついに開催することができました。
アンガーマネジメントとの出会い
研修計画担当者が初めてアンガーマネジメント研修に出会ったときに「怒るか、怒らないか決めているのは自分だ」ということに気が付き、衝撃的だった事を覚えています。
怒る自分に嫌悪感を感じ、怒ってしまう度に感じる罪悪感に近い感情も、自分が怒る事を選択しない事で手放すことが出来る事を知りました。また、そのためのトレーニングがある事を知り、「怒る事を我慢する」のではなく、「怒るべき時に怒る」という考え方に気持ちが楽になりました。
業務や生活を送るうえで、自らの感情をコントロールする技術を、一人でも多くの職員が学ぶことが出来るようにと稲田先生に無理を言い、様々な勤務形態の職員が参加できる時間帯を4コマ確保することが出来ました。
研修スケジュール(職員参加状況)
アンガーマネジメント研修を受けて
いよいよ待ちに待った研修当日。
先生にお会いできる瞬間まで、「コロナで中止」の文字が頭をよぎりましたが、そんな心配を感じさせない程に開始早々エンジン全開の稲田先生の講義に、参加者全体が巻き込まれました。
研修開始時の参加者の表情·姿勢が開始から数分で変化し、終了時は笑顔にあふれ、気持ちが姿勢に表れているような姿勢の良さに驚き、『怒る事を我慢する』だけのトレーニングではない事を実感できました。
『知っている』アンガーマネジメントから『実践できる!』アンガーマネジメントになるという先生からのお話を、会社全体で共有できる喜びを感じました。
私たちが介護福祉に携わる中で自らの感情のコントロールを行うためにも、今回学んだ事を日頃からトレーニングすることの大切さも学ぶことが出来ました。
参加者からのアンケートには、「是非第二回も開いて欲しい」との要望が多数あり、コロナ感染拡大の状況を見て検討して行きたいと思っております。