マガジン

第87号 地域の暮らしを守るために ―私たちが災害対応マニュアルを届ける理由―

このたびの地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
株式会社千広では今週から、地域で暮らす方々や、地域の福祉・介護従事者の皆さまに向けて、「災害対応マニュアル(地震編)」の配布を開始しました。

このマニュアルの原点にあるのは、約10年前に私たちが経験した震災です。

災害直後は、身の安全を守ることが何よりも優先されます。その一方で、その後の暮らしには、

「玄関の手すりはこれまでどおり使えるか」
「室内の段差や家具の移動で、いつもの生活動線に危険はないか」
「浴室やトイレ、水まわりに異常はないか」

など、住まいに関する不安が生まれます。

特に、ご高齢の方や介護を必要とする方にとっては、わずかな手すりのぐらつきや家具の転倒、通路の乱れなどが、思わぬけがにつながることもあります。

そこで今回のマニュアルでは、災害時の初動対応や住まいの安全確認、高齢者宅で注意したい点などを、必要なときに見返せる形でまとめました。

私たちは、福祉用具や住環境整備に携わる企業として、日頃から利用者さまの暮らしに接しています。
だからこそ、災害時にも用具の状態だけでなく、その方が安全に生活を続けられる住環境になっているかを考えることが、私たちの役割だと考えています。

また、ケアマネジャーや介護職、医療職など、地域の支援に携わる皆さまが、利用者さまへ声をかけたり、住まいの状況を確認したりする際の一助としてもご活用いただければと願っています。

千広 八代営業所につきましては、事務所内の片付けを終え、現在は通常業務を再開しております。

同じ地域で日頃から皆さまの暮らしに関わっている私たちだからこそ、今できることを一つずつ考え、まずは必要な情報をお届けすることから始めます。

このマニュアルが、次の行動を落ち着いて考えるための一助となれば幸いです。

私たちはこれからも、地域の皆さまと同じ目線に立ち、安心できる暮らしを取り戻すために、自分たちにできることを考えてまいります。